国民民主、参院選・兵庫選挙区の独自候補擁立を見送り 公募に「適任見つからず」
2022/05/17 20:48
今夏の参院選兵庫選挙区への独自候補擁立見送りについて説明する国民民主党兵庫県連代表の向山好一県議=17日午後、神戸市内
国民民主党兵庫県連は17日、今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)について、独自候補の擁立を見送ると発表した。3月から候補者を公募していたが、選定には至らなかったという。県内では比例票の掘り起こしに重点を置き、選挙区は自主投票とする。
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同県連代表の向山好一県議が会見で明らかにした。改選複数区には原則候補者を擁立するという党本部の方針を受けて公募したが、「適任が見つからなかった」と説明。国民の支援団体でもある連合は兵庫選挙区で立憲民主党の候補を推薦するが、「立民は共産党との関係が不透明で、(国民としては)自主投票とせざるを得ない」と述べた。
比例については、昨年の衆院選の際に県内で獲得した約7万3千票を上回る10万票を目標に掲げた。
兵庫選挙区ではこれまでに自民党、公明党、日本維新の会の現職計3人の他、立民、共産、NHK党、政治団体の幸福実現党、新党くにもり、参政党も新人の擁立を発表。N党は3人立てるとしており、計11人の立候補が見込まれている。(田中陽一)