２年ぶりに光化学スモッグ注意報　兵庫県内、日差し強く　目や喉などに痛みの恐れ

　兵庫県は１日午後、光化学スモッグ注意報を神戸市の兵庫、長田、須磨、北区と西宮市、洲本市に発令した。いずれも同日午後５時半までに解除した。県内での同注意報は２０２０年８月２０日、相生市に発令して以来約２年ぶりという。 関連ニュース ひらかたパークで着ぐるみの男性死亡　熱中症で 台風　１号が遅い年は巨大化？ コロナ禍で筋力低下が要因か　相次ぐ熱中症、兵庫・尼崎で中学生２２人搬送　専門家「例年以上に警戒を」

　県によると、光化学スモッグは日差しが強くて風が弱い日に発生しやすい。今回の注意報発令は、工場や車の排ガスが紫外線を受けて発生する「光化学オキシダント」の濃度が基準値に達したため。目や喉、鼻に痛みが出る恐れがあり、屋外での運動を避けるよう呼び掛けている。（井川朋宏）