「全数把握」簡略化で発表　兵庫で新たに９９９人感染　１０代が最多２割近く占める　新型コロナ

　兵庫県は２７日、新たに９９９人が新型コロナウイルスに感染し、１人が死亡したと発表した。新規感染者は前週の同じ曜日と比べて６９人増加。直近１週間の１日当たりの平均感染者数は２０８８・６人となった。９９９人のうち神戸市の新規感染者は４１人で、２６日（２６４人）から大幅に減ったが、全国一律で感染者の「全数把握」が簡略化されたのに伴う発表形式変更の影響が大きいという。 関連ニュース 全数把握の簡略化で発表内容変更　新型コロナ、市町別人数出ず　感染者の基準も変わる 本部救急隊３係の「いちばん長い日」　異臭死体、新型コロナ…出動に次ぐ出動「異常な夏」　神戸市消防局 県のコロナ自主療養制度１カ月　登録者ピーク時の５分の１に　全数把握見直しで制度廃止も視野に

　新規感染者の発表自治体別の内訳は、神戸市＝４１人▽姫路市＝９４人▽尼崎市＝２６人▽西宮市＝１１３人▽明石市＝７３人▽県所管＝６５２人。県所管で２件の取り下げがあり、累計感染者は１００万３７７８人となった。死者１人は神戸市で確認された。
　感染者９９９人のうち、１０代が１７９人と最も多く２割近くを占め、３０代が１４７人で続いた。
　２７日午前０時時点の病床使用率は２５・４％で、うち重症用は５・６％だった。（堀内達成）
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