太子町の出直し町長選 元教育長の沖汐氏、立候補を正式表明

2022/10/11 17:48

太子町役場=兵庫県太子町鵤

 前町長の不信任決議可決と失職に伴う兵庫県太子町長選(11月8日告示、13日投開票)で、元同町教育長の沖汐守彦氏(65)が11日会見し、無所属での立候補を正式に表明した。沖汐氏は前教育長のセクハラ疑惑を例に挙げ、「失われた町政と教育行政への信頼を回復したい」と述べた。 関連ニュース 兵庫・太子町長の不信任決議案、賛成多数で可決 前教育長セクハラ疑惑巡り 町議会解散か失職か、選択へ 「あなたの住民票が取得されました」誰がなぜ? 市役所から突然の通知 明石市の泉市長に問責決議案 市会4会派が提出へ「相反する考え排除、危険で不適切」

 立候補表明は、前町長の服部千秋氏(62)に続き2人目。沖汐氏は同町出身で奈良教育大を卒業後、小学校教諭、兵庫県教育委員会人権教育課長、県立西はりま特別支援学校長などを経て、2019年4月~21年9月に町教育長を務めた。
 沖汐氏は会見で「町長不信任決議は議員の重い決断。現役町職員やOBからも町長選挙への期待の声を受けて決断した」と立候補の動機を説明。「高校生以下の医療費無償化、物価高騰による給食費の補助など子育て支援策を掲げて戦う」とした。(直江 純)
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