深まる秋、柿ずっしり 収穫期迎えた丹波の農園
2022/10/13 19:45
収穫期を迎えた西条柿=丹波市市島町中竹田、桑村農園
日に日に秋が深まる中、兵庫県丹波市市島町中竹田の桑村農園で柿が収穫期を迎えている。豊かな果汁と甘みで知られる「西条柿」を中心に約10品種を栽培。直売所には、京阪神などから買い求める人が訪れている。
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西条柿は実を縦に走る4本の溝が特徴で、中国地方特有の品種とされる。熟しても渋い「完全渋柿」のため、ドライアイスと一緒に密封して渋抜きする。数日置くと、メロンやブドウのようなみずみずしい甘みが生まれる。
同農園は1982年から化学肥料を使わず育てている。収穫期は11月中旬までで、2・6ヘクタールの農地では、代表の桑村初真さん(51)らがずっしり実った柿の採集や選別に追われる。
値段は3キロ2500円など。干し柿用の渋柿や、同農園で加工した干し柿、別品種の甘柿などがある。すぐ隣のコスモス畑では、摘み取り体験もできる。午前9時~午後5時。同農園TEL0795・86・0373
(那谷享平)