「少年審判は非公開。当時は傍聴や記録見ることができなかった」「廃棄、理解に苦しむ」 連続児童殺傷事件遺族・山下さん

2022/10/20 23:10

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 神戸連続児童殺傷事件で長女の山下彩花ちゃん=当時(10)=を亡くした父の賢治さん(73)は、全事件記録を神戸家裁が廃棄していたことについて、「大変な問題だと思う」とするコメントを文書で出した。 関連ニュース 事件記録廃棄 最高裁の報告書公表受け、土師守さんがコメント「適切な時期に、私の見解や心境をお伝えしたい」 最高裁、土師守さんからの意見聴取2月14日に実施 神戸連続児童殺傷事件の遺族、記録廃棄問題で 「遺族の心情聴取を」土師守さん、最高裁と有識者委に再び要望書 事件記録廃棄で受けた苦痛知って


 賢治さんは「少年審判は、少年の立ち直りを重視し、非公開となっており、当時私たち遺族は傍聴できず、記録さえ見ることができなかった」と振り返り、「簡単に廃棄されていいものか理解に苦しむ」とした。
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