尼崎市長選、あす告示 新人同士の一騎打ちか 子育て世代の転出超過など争点に

2022/11/12 19:36

尼崎市役所=尼崎市東七松町1

 任期満了に伴う兵庫県尼崎市長選が13日告示される。いずれも新人で、現職に後継指名された無所属の前市教育長、松本真氏(43)と、日本維新の会公認の社会福祉法人理事長、大原隼人氏(44)が立候補を表明しており、一騎打ちになる見通し。20日に投開票される。 関連ニュース 尼崎市長選の立候補予定者へ 高校生ミーティングの約束守り、若者の成功体験につなげて 子育て世帯、尼崎で転出超過の理由 治安イメージ加え、影を落とす教育問題 鍵は「切れ目ない支援」 「拾われた男」俳優松尾諭さんの半生がドラマに 母校ロケで兵庫に凱旋「ぐっときた」

 稲村和美市長(50)は今期での退任を表明し、子育て世代の転出超過への対応などが争点になりそうだ。
 松本氏は文部科学省の元官僚で、2018年から3年間、市教育長を務めた。市民との対話重視を継承するとし、学力向上や待機児童ゼロなどを掲げる。
 大原氏は市内で保育園を運営し、18年に尼崎青年会議所理事長を務めた。維新が地盤とする大阪との連携を強調し、給食費の段階的な無償化などを打ち出す。
 市議補選(欠員1)も13日告示され、新人5人が立候補に向けて準備を進めている。(広畑千春)
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