〈彩前線〉赤や黄の葉が織りなす世界一面 モミジとイチョウの落葉共演 丹波篠山・洞光寺

2022/11/15 17:45

稲荷社前で赤や黄に色づいたモミジ=丹波篠山市東本荘、洞光寺

 階段を上り山門をくぐると、赤や黄の葉が織りなす世界が一面に広がる。兵庫県丹波篠山市東本荘の洞光(とうこう)寺では、イチョウの落葉とモミジの共演が見られる。 関連ニュース 水面に映る幻想世界 「逆さ紅葉」あでやかに 神戸【動画】 秋の田園に長毛の奇妙な巨獣 脚は8本?その正体は 兵庫・丹波篠山 黄金にきらめくユリノキの並木道 「紅葉のじゅうたん」と秋の深まり告げ 豊岡・植村直己冒険館

 同寺は南北朝時代後期の1374年に創建された古刹。境内では50本以上のモミジと3本のイチョウが葉を広げ、名所として県内外から観光客が訪れる。
 同寺によると、今年は11月上旬に紅葉が始まった。イチョウはモミジより落葉が早く、舞い落ちた葉がじゅうたんのように足元を彩る。池に映り込む「逆さモミジ」も楽しめ、境内の稲荷社前も人気の撮影スポットになっている。
 毎年家族と訪れるという神戸市西区の女性(61)は「紅葉の鮮やかさと境内の静けさに心が癒やされる」と錦秋を堪能していた。見頃は今月下旬まで。同寺TEL079・556・2149
(坂井萌香)

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