3年分の「感謝と友情」 思い込め2万人が駆け抜ける 神戸マラソン、20日号砲

2022/11/19 20:00

第9回神戸マラソンで一斉にスタートするランナー=2019年11月

 「第10回神戸マラソン」(神戸新聞社など共催)は20日、新型コロナウイルス禍による延期を経て、3年ぶりに開かれる。神戸市役所前を出発して神戸・ポートアイランドを目指すコースで、計約2万人が神戸のまちを駆け抜ける。 関連ニュース 神戸マラソン過去9大会の歩み 変わらぬ「感謝と友情」のテーマ、全国の被災地とつながる機会にも 神戸マラソン、大会新記録誕生なるか 20日に3年ぶり開催 高速化進み好レースにも期待 神戸マラソンコースは「人生そのもの」 震災、教え子たちとの日々…本番にかける59歳教諭の歩んだ道

 神戸マラソンは2011年に始まった。大会テーマ「感謝と友情」には、阪神・淡路大震災の際に寄せられた支援へのお礼や、国内外の被災地を応援する気持ちが込められている。東日本大震災と熊本地震の被災者らも参加する。
 10回目の節目に合わせてゲストランナーには歴代の優勝者が加わる。
 スタートは午前9時と9時15分の2回に分け、震災からの復興を象徴する同市長田区の鉄人28号モニュメント近くを通り、海沿いを西に走る。同市垂水区の明石海峡大橋を通過して、東に折り返す。
 実行委員会は、コロナ感染予防の観点から沿道での応援自粛を呼びかける。一方で、スピーカー搭載のドローンを飛ばして応援メッセージを流すなど、盛り上がりに工夫を凝らす。(大橋凜太郎)
【特集ページ】神戸マラソン

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