「第10回神戸マラソン」(神戸新聞社など共催)は20日、新型コロナウイルス禍による延期を経て、3年ぶりに開かれる。神戸市役所前を出発して神戸・ポートアイランドを目指すコースで、計約2万人が神戸のまちを駆け抜ける。
神戸マラソンは2011年に始まった。大会テーマ「感謝と友情」には、阪神・淡路大震災の際に寄せられた支援へのお礼や、国内外の被災地を応援する気持ちが込められている。東日本大震災と熊本地震の被災者らも参加する。
10回目の節目に合わせてゲストランナーには歴代の優勝者が加わる。
スタートは午前9時と9時15分の2回に分け、震災からの復興を象徴する同市長田区の鉄人28号モニュメント近くを通り、海沿いを西に走る。同市垂水区の明石海峡大橋を通過して、東に折り返す。
実行委員会は、コロナ感染予防の観点から沿道での応援自粛を呼びかける。一方で、スピーカー搭載のドローンを飛ばして応援メッセージを流すなど、盛り上がりに工夫を凝らす。(大橋凜太郎)
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