補習になった生徒の点数、他の生徒も閲覧可能な状態に 教諭が共有システムに誤って投稿 神戸学院大付属高

2022/11/26 18:15

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 神戸学院大付属高校(神戸市中央区港島中町4)で7月下旬、数学のテストの点数が基準に満たず、補習の対象になった生徒の情報を、補習を取りまとめる教諭が生徒54人に誤送信したことが分かった。同校の山田昌一教頭は「生徒や保護者に迷惑をかけ、おわび申し上げる。再発防止に向け、教員への指導を徹底する」と話した。 関連ニュース 極まる教員不足 勤務経験少ない「ペーパーティーチャー」を教壇へ 70代も挑戦、23人研修 神戸市教委 「退学ちらつかされた」飛び降り、障害残った男性側 神戸市側は否定 当時、六甲アイランド高校1年 「拾われた男」俳優松尾諭さんの半生がドラマに 母校ロケで兵庫に凱旋「ぐっときた」


 同校によると、教諭は7月26日、補習対象者8人の名前や点数が記載されたPDFファイルを、教員や生徒らが情報共有できるシステム「Classi(クラッシー)」に誤ってアップロードした。数学の授業を受ける2クラス計54人に送信され、同級生が閲覧できる状態になっていた。
 翌27日に生徒から指摘があり、同教諭がファイルを削除し、閲覧できないようにした。その後、補習対象者全員に謝罪したという。生徒の反応について、山田教頭は「回答を控えさせていただく」としている。
 同校は今月25日、兵庫県の総務部教育課に報告したという。

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