五輪バスケット男子 完敗の日本、シェーファー悔やむ「集中切らした」

2021/07/29 21:57

シェーファー・アヴィ・幸樹

 バスケットボール男子1次リーグでスロベニアに完敗した日本のセンター、シェーファー(三河、兵庫県西宮市出身)は「(実力差は)それほどない。純粋に、集中を切らしてしまった」と悔いた。 関連ニュース さぁ、いざ五輪開幕 兵庫ゆかりの選手ら決意(2) 五輪バスケット代表 シェーファー「非常に楽しみで光栄」西宮出身の23歳 センバツ報徳、快進撃の陰にこの人あり 捕手から転身、光る分析眼で打線後押し 「日本一が見えてきた」

 206センチの長身と運動量を武器に守り、11分間の出場で3リバウンド。NBAのスター、ドンチッチ(マーベリックス)のマークにもついた。ただ、後半には相手センターにドライブを許すなどほころび、日本の失点は116点に膨らんだ。
 米国人の父と日本人の母を持つ23歳はかつてサッカーに励み、香川真司(PAOK)も在籍したセンアーノ神戸でプレー。バスケット歴わずか6年で「史上最強」といわれる日本代表に名を連ねた。初戦ではワールドカップ(W杯)王者のスペインに善戦し「日本は世界と戦えるレベルまで来ている」と確信。8月1日、W杯準優勝のアルゼンチンに挑む。(藤村有希子)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ