東京五輪バスケットボール男子の日本代表選手が6日、報道陣のオンライン取材に応じ、兵庫県西宮市出身のセンター、シェーファー・アヴィ幸樹(三河)は「世界最高レベルの選手と対戦できるのは、非常に楽しみで光栄」と笑顔を見せた。
米国人の父と日本人の母を持つ23歳。元サッカー選手であり、かつて香川真司が在籍した強豪クラブ、センアーノ神戸で活動していた。
神大付住吉中(現神大付中教校)、カネディアン・アカデミイを経て高校1年で東京へ移った後、バスケットに転向して急成長。全米大学体育協会(NCAA)1部のジョージア工科大でプレーし、2019年ワールドカップで代表入りした。
フリオ・ラマス日本代表監督が「体の状態は世界標準」と評するほど身体能力は高く、206センチの長身を生かしたリバウンドや堅守が持ち味だ。
常日頃、五輪への強い思いを口にしていた有望株。日本を長く支えた竹内公輔(宇都宮)、A東京を退団した竹内譲次との代表争いを勝ち抜き「竹内兄弟のポジションを奪うのは大きなこと。すごく自信になった」とうなずいた。(藤村有希子)