ヴィッセル神戸、鹿島に競り勝つ 新加入の武藤が得点演出

2021/08/21 19:58

神戸-鹿島 後半からピッチに立ち、決勝点をアシストした神戸の武藤(撮影・小林良多)

 明治安田J1リーグ第25節第1日の21日、ヴィッセル神戸は本拠地ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で鹿島アントラーズと対戦し、新加入の元日本代表FW武藤がデビュー戦で得点に絡み、1-0で競り勝った。神戸がホームで鹿島から勝ち点3を挙げたのは2009年以来。神戸は12勝8分け4敗で勝ち点を44に伸ばした。 関連ニュース イニエスタとのプレーに喜び ヴィッセル神戸が元バルサのFWボージャンを獲得 三浦知良「現役続けるのに理由なんかない。カズのまま死ぬ」 「大迫、半端ないって」誕生秘話 当時の監督が語る

 19日にチームに合流したばかりの武藤が控えでベンチ入り。サンペールを出場停止で欠いたこともあり、3バックで臨んだ。
 試合は序盤から鹿島ペース。前半23分にはFWエベラウドが決定的なシュートを放ったが、DF菊池が体に当てて防いだ。飲水タイム後はシステムを変えて徐々に攻勢を強めたが、同36分のイニエスタのシュートは枠を外れた。
 すると、神戸は後半スタートから佐々木に代わえて武藤を投入。起用が実ったのは、同34分だった。裏に抜け出した武藤が起点となり、右足アウトサイドで上げたクロスをドウグラスが手前でつぶれ、中の山口が押し込んだ。その後は守備を固めた神戸が粘り切り、2戦ぶりの白星をものにした。

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