J1神戸は9日、スペイン1部バルセロナなどでプレー経験のあるFWボージャン・クルキッチ(30)を完全移籍で獲得したと発表した。元日本代表FW武藤嘉紀(29)、日本代表FW大迫勇也(31)に続いて、3日連続の大型補強となった。
ボージャンは、2007年にバルセロナの下部組織からトップ昇格し、17歳でプロデビュー。期待の新星として注目を集めたが、定位置をつかめずバルセロナを11年に退団。その後はローマ(イタリア)やACミラン(同)、アヤックス(オランダ)、ストーク(イングランド)など欧州クラブを渡り歩いた。19年に加入した米プロリーグMLSのモントリオール(カナダ)を昨年末に退団後は無所属だった。
バルセロナ時代にイニエスタとともにプレーしたボージャンは、「この大きな挑戦が待ち遠しい。尊敬する彼とまたともにプレーできることをうれしく思う。彼のアシストからたくさんのゴールを決めたい」と共演を楽しみにしていた。入国日は調整中といい、隔離期間を経てチームに合流する。なお、武藤と大迫はすでに帰国しているという。(山本哲志)