初出場校紹介 加古川北(男子・東播7位)士気高く「もっと上へ」

2021/11/05 07:00

県大会初出場に気合を入れる加古川北の男子=西脇市内



 10月23日に兵庫県内7地区で一斉に行われた予選を経て、男子40校、女子30校が県大会出場を決めた。昨年に続き、新型コロナウイルスの感染拡大は日々の練習や試合などに大きな影響を与えたが、さまざまな苦難を乗り越えた選手たちが丹波篠山路への切符を手にした。初めて夢の舞台に挑戦する男女計5校を紹介する。 関連ニュース 初出場校紹介 山手(女子・神戸5位)中距離メンバーで団結 初出場校紹介 尼崎稲園(女子・阪神4位)個人の飛躍チームに還元 初出場校紹介 龍野北(男子・西播5位)「3分更新」、主将けん引


 昨年4年ぶりに県大会に出場した女子をうらやましく思ってから1年、今年の加古川北は男子も初めて切符を獲得し、アベック出場を決めた。
 長距離メンバーは8人。2年生5人は昨年も東播地区予選を経験し、そこに走力のある1年生3人が加わった。仲が良くまとまって練習に取り組めており、「夏休みが明け、今年こそはとみんなの士気が上がり、どんどんいい雰囲気になった」と副主将の福田倫太郎。
 勢いを持ち込んだ今年の東播地区予選では主将のエース厚見碧波が1区9位につけ、4区で1年の藤原悠之が快走して7位に浮上。そのまま順位をキープし、ラスト1枠をつかんだ。最初の下り坂で体力を消耗しないようにと、前回の反省も生かした。
 予選のタイム2時間33分12秒は参加40校のうち最も遅いが、丹波篠山路について選手たちは「まだ想像がつかないが、楽しみな気持ちが大きい」と気後れせずイメージを膨らませる。「予選よりみんなが速く走り、なるべく上の順位にいきたい」と厚見。力を結集し、初舞台を駆ける。(金山成美)
【リンク】高校駅伝2021

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