加古川市出身の投手、大阪ガス・河野は広島5位 プロ野球ドラフト会議
2022/10/20 18:49
河野佳(大阪ガス)
プロ野球ドラフト会議が20日、東京都内で行われ、大阪ガスの河野佳投手(21)=兵庫県加古川市出身=が、広島から5位指名を受けた。身長176センチとプロ野球選手の中では大きくないが、最速150キロ超の右腕として活躍が期待される。
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河野は加古川市立神野小時代にソフトボールの神野スターズに入った。在学途中に広島県に転居したが、中学進学まで同チームに所属した。高校は名門の広陵(広島)に進み、3年春の選抜大会1回戦では八戸学院光星(青森)を被安打3で完封し、注目を集めた。
大阪ガスに入社すると、21年の日本選手権では2試合の先発を含む4試合で自責点0と圧倒的な数字を残し、チームの2連覇に貢献。最高殊勲選手にも選ばれた。また、その年の社会人表彰選手(日本野球連盟)では選考対象の公式戦で6勝0敗、防御率0・21の好成績を収め、最多勝利投手賞▽最優秀防御率賞▽ベストナイン-の3冠に輝いた。
ドラフト指名の解禁年となった22年もエースとして登板を重ね、今月30日に開幕する日本選手権(京セラドーム大阪)で3連覇を目指す。
大阪ガスは西宮市を練習拠点にしている。同社からのプロ入りは19年楽天1位の小深田大翔内野手(神戸国際大付高-近大)以来で、大阪ガス出身で兵庫県ゆかりのプロ野球選手はほかに、阪神の近本光司外野手(社高-関学大)、巨人の岸田行倫捕手(報徳高)、今季限りで引退するオリックスの能見篤史投手兼コーチ(鳥取城北高、豊岡市出石町出身)らがいる。(有島弘記)