豊岡市民の市内宿泊に補助 「GoTo」停止、市が支援策再開

2020/12/25 05:30

豊岡市役所=豊岡市中央町

 新型コロナウイルス感染拡大による国の観光支援事業「Go To トラベル」の一時中止に伴い、兵庫県豊岡市は28日~来年1月11日、市内の宿泊事業者を支援する「ステイ豊岡+(プラス)」事業を行う。市民が宿泊施設を利用すると、宿泊費の35%分の補助と、市内の登録店舗で使える15%相当のクーポンを受けられる。(石川 翠) 関連ニュース 1万円で2500円お得な食事券 スマホアプリで県版「Go To イート」申し込み開始 「全国旅行支援」兵庫は10月11日から適用 「県民割」は10月10日まで延長 兵庫県版「GoToイート」実施へ 1冊1万円で25%お得 県産品購入で金券を配布も

 市は今年6月から「ステイ豊岡」を実施し、「Go To」が本格スタートするまで補助額を変更しながら続けた。最大123施設が参加、延べ約1万500人泊の利用があり、約1億6100万円の直接経済効果があった。
 今回は「Go To」の一時停止期間中、市民で需要を高めようと、同じ補助内容で実施する。市ホームページに対象施設を掲載。施設に電話するか、施設の公式サイト、市内の登録旅行代理店で予約する。上限は宿泊料金補助が1万4千円、クーポンが6千円。
 また、市内の子どもたちに雪山を楽しんでもらい、神鍋高原のスキー場支援も兼ねた事業「プレイ神鍋」を始める。市内在住の3歳~中学生に1人2千円分(千円券2枚)のクーポンを配布する。利用期間は12月26日~来年3月14日。幼稚園や保育園、小中学校を通じて配布し、未就園児には市役所や各振興局で配る。
 6月にはアクティビティクーポン「プレイ豊岡」を市内在住の小中学生に1人2千円分配布したが、スキー場が対象に入っていなかったこともあり、リフト券やスキー用具レンタルなどに使用できる新たなクーポンを作った。プレイ豊岡と合わせて利用できる。
 プレイ豊岡は夏休み期間が短かったことなどから利用率は16%にとどまった。中貝宗治市長は「屋外でのアクティビティなので、ぜひ活用してほしい」と呼び掛けている。

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