兵庫県は12日、県内の飲食店支援のプレミアム付き食事券を発行する「ひょうごで食べようキャンペーン」を行うと発表した。県版の「Go To イート」で、利用期間は12月~来年1月を予定する。また、燃料や肥料の高騰に直面する農林水産業を支えるため、県産品の購入時に金券を配布するキャンペーンも行い、消費拡大を後押しする。
プレミアム付き食事券は、新型コロナウイルス禍に加え、物価や原材料費高騰のあおりを受ける県民や飲食店を支える狙いがある。1冊1万円で購入すれば、1万2500円分の飲食に使える。28万冊分を用意し、コロナ対策で県の認証を受けた飲食店で使用可能。購入予約の時期などの詳細は決まり次第公表する。
金券は、県内に約500カ所ある農林水産物直売所などで県産品を購入した際に配布する仕組み。2500円分を購入するごとに500円分の金券が付く。キャンペーンに参加する直売所であれば、どこでも使える。配布期間は11月~来年1月を予定している。
県は約2年前にもコロナの経済対策で同様の金券発行を実施している。食事券と金券の関連経費は計11億8900万円で、20日開会の県議会定例会に補正予算案として提出する。財源は国の地方創生臨時交付金を充てるという。(金 旻革)