但馬産ハタハタの魚醤 半年間熟成し「深いうまみ」

2020/12/29 05:30

日の出ホールディングス食品カンパニー但馬醸造所が開発したハタハタの魚醤=養父市役所

 兵庫県養父市大屋町筏、日の出ホールディングス食品カンパニー但馬醸造所は、但馬産ハタハタの魚醤(ぎょしょう)を開発し、販売を始めた。但馬漁協(同県香美町香住区若松)から仕入れた魚を原料に麹(こうじ)と塩を使って漬け込んだ。魚独特の生臭さを抑え、うまみを閉じ込めた。 関連ニュース 親子3代、創業113年「野球カステラ」の味守り続けた老舗が閉店 靴店内の自販機ですが…売っているのは生リンゴ 奇抜な外観の高級食パン店「天才わっはっは」 地元の牛乳で濃厚な甘み

 同漁協からハタハタを材料にした魚醤の提案があり、同社が開発に取り組み、約半年間熟成させて完成させた。煮物や汁物、炒め物などの隠し味に最適という。担当者は「塩分はしょう油より高いため、少量加えるだけで、深いうまみを演出する」とPRしている。
 200ミリリットル入り1500円(税込み)。市内の道の駅などで販売する。(桑名良典)

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