宇宙旅行者の前沢友作さん、「お金贈りおじさん」として豊岡市にふるさと納税1千万円 返礼品は…

2021/12/27 16:14

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 兵庫県豊岡市は27日、インターネット衣料品通販大手「ZOZO(ゾゾ)」の創業者で実業家の前沢友作さん(46)からふるさと納税で1千万円の寄付を受けたと発表した。前沢さんがツイッター上で全国の自治体を対象に寄付先を募り、豊岡のほか姫路と淡路、朝来、三木、宝塚の各市を含む全国の87自治体が選ばれた。 関連ニュース 「もう職場には戻らない」8百億円大当たり女性が喜びの声 450万円かけ「紫電改」コックピット再現 ふるさと納税3千万円で…返礼品は姫路城の「一日城主」 ヘリで送迎「永久入城権」も

 前沢さんは「お金贈りおじさん」と称してツイッターのフォロワーらを対象にこれまでに総額約28億円を配布しているという。
 ふるさと納税の公募は10月で、自治体に取り組みのPRを求めた。豊岡市は絶滅から復帰したコウノトリに出合えることや、城崎温泉の外湯巡り、豊岡演劇祭などの体験ができることをアピールしたという。
 前沢さんは今月、日本の民間人で初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在。宇宙から戻ってきて間もない24日、寄付先の一覧を発表した。投稿によると、500万~3千万円の範囲で寄付したという。
 同市の担当者は「昨年実施された際に多くの寄付先が公表されていたので、もしかしたら…と初めて応募した。大変ありがたい」と話している。前沢さんは返礼品の受け取りを辞退しているという。
(石川 翠)

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