エビ、黒豆…カラフルに 新温泉町で寒中のかき餅作り
2022/01/24 05:30
天井近くからつるされた色とりどりのかき餅=上山高原ふるさと館
兵庫県新温泉町石橋の上山高原ふるさと館で、NPO法人「上山高原エコミュージアム」が、かき餅作りを進めている。地元の農産物などを使った7種類の餅は色とりどりで、天井につるされ、出荷の時を待っている。
関連ニュース
明石でなぜ「きしめん」? 玉子焼に負けない隠れソウルフード 始まりはスパゲティ専門店
なんじゃこりゃ?山盛りの生米の上に煮干しや干し柿 山陰の奇妙な正月飾りの謎
注文殺到、27年待ち「幻のコロッケ」 最高級神戸ビーフ使用、1個540円でも赤字
干しイモや干しシイタケなどの特産品を生産する同法人の「サテライト部会」が10年以上前から生産を続ける。黒豆▽エビ▽青のり▽青豆▽ユズ▽黒ごま▽ショウガ-の7種類あり、味の違いが楽しめる。
今シーズンの作業は10日ごろに開始。地元産のもち米をブロック状に固めて短冊状に切りそろえて数日かけて乾燥させる。
各種類4枚ずつの計28枚を「1連」として稲わらで結ぶ「からみ作業」が終わると、乾燥させるため、天井からつるす。餅にカビが発生しないよう作業中は暖房は使わず、氷点下近い低温での作業となる。
同部会の山村あけみさん(55)=同町=は「今年も気温が低く品質は十分。伝統の味を感じてもらえれば」と話している。
1連730円(送料別)。購入希望者は同館TEL0796・99・4600まで(火曜休館)。
(末吉佳希)