炊き上がりふっくら「かにのほほえみ」 カニ殻肥料で育てたブランド米、収穫始まる 香美

2022/09/09 05:30

「かにのほほえみ」を収穫する小谷好男さん、直美さん親子=香美町

 肥料にカニ殻を使った兵庫県香美町のブランド米「かにのほほえみ」の稲刈りが始まった。 関連ニュース 1匹の最高額は50万円、秋の味覚「ベニズワイガニ」初競り 発見!冬の味覚「マツバガニ」には“本家本元”がいた と~れとれ、ピ~チピチ♪人目引くあの看板、産地あちこちにも 爪、殻の質感…リアルさ追求

 ベニズワイガニやズワイガニの殻で土作りをして育てるコシヒカリ。甘みや粘りが特長で、JAたじまの「香住オペレーター部会」の6人が栽培する。今年の作付面積は昨年より50アール広い700アールで、21トンの出荷を見込む。
 220アールで作付けした小谷好男さん(83)、直美さん(56)の親子は「今年の米は色つやがよく、ふっくらと炊き上がる。冷えてもおいしく、塩むすびやお弁当にもお勧め」と話した。地元の旅館や民宿のほか、京阪神など遠方からも注文があるという。
 小谷さんTEL0796・36・4524
(長谷部崇)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ