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今季の初競りにかけられるベニズワイガニ=5日午前、香住漁港西港
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今季の初競りにかけられるベニズワイガニ=5日午前、香住漁港西港

 日本海の秋の味覚、ベニズワイガニの初競りが5日朝、兵庫県香美町の香住漁港西港であった。漁獲量は例年より少ない約27トンだったが、鮮やかな紅色をしたカニが並び、仲買人らの活気に沸いた。

 ベニズワイガニは関西で唯一、同漁港で水揚げされる。豊かな甘みと鮮度の高さが特長で、地元では「香住ガニ」と呼んでブランド化を進めている。京阪神を中心に出荷されるほか、同町のふるさと納税の返礼品としても人気が高い。

 1日の漁解禁を受け、大型船1隻と小型船8隻が、香住沖約50~100キロの漁場でかごを設置し、全船が3、4日に引き揚げて帰港した。1匹の最高額は、ズワイガニとの自然交配で生まれる希少な「黄金ガニ」に付いた50万円。漁獲金額は約1100万円だった。

 漁船の船主で県ベニガニ協会の福本好孝会長(59)は「コロナ禍の影響で単価がやや低調だが、良いスタートが切れた。おいしい香住ガニを今年も味わって」と話した。漁期は来年5月末まで。(金海隆至)

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