「市民から問い合わせなかったので…」 ワクチン接種券発送ミス、丹波市が公表遅れを釈明

2022/04/19 20:55

丹波市役所=丹波市氷上町成松

 兵庫県丹波市は19日、15日に発送予定だった12~17歳向けの新型コロナウイルスワクチン3回目接種券について、事務手続きのミスで18日に発送がずれ込んだと発表した。対象は1125人で、接種スケジュールに遅れはないという。 関連ニュース 期限切れワクチン、45人に接種 最長114日の超過 発覚から連絡まで1カ月超 兵庫・西宮の医療機関 「BA.1」より感染力も毒性も強いオミクロン「BA.2」 コロナ“第7波”に警戒 3回目ワクチン接種、オミクロン株に有効 「中和抗体」2週間~1カ月で100%に 神戸大調査

 市健康課によると、同課担当者が15日夕、丹波郵便局(同市柏原町南多田)に接種券を持ち込んだところ、同郵便局に伝えていた枚数と集計数が合わなかった。持ち帰って同課で調べたところ、同日に発送する対象者以外の接種券など十数枚が混入。再集計に時間がかかり、発送が週明けの18日になったという。
 発送遅れの発表が19日になったことについて、同課担当者は「新聞各社がすでに15日発送と掲載していたことに加え、市民からの問い合わせもなかった。このため、(発表は)必要ないと判断した」と釈明。同課の安達則子課長は「市民の皆様に誤った情報を発信してしまい、申し訳ない。発送スケジュールを守れるよう、送付前のチェックをより確実にする」と話した。(真鍋 愛)

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