丹波のミニシアター「看板モモンガ」に双子の赤ちゃん誕生 丸い瞳、来場者の心わしづかみ

2022/09/09 05:30

つぶらな瞳で来場者のハートをわしづかみにしているフクロモモンガの双子の赤ちゃん=ヱビスシネマ。

 兵庫県丹波市唯一のミニシアター「ヱビスシネマ。」(丹波市氷上町成松)に、フクロモモンガの双子の赤ちゃんが誕生し、来場者の心をわしづかみにしている。 関連ニュース 暴力団追放、元組事務所をミニシアターに…奇跡の逆転物語を映画化「銀幕の詩」 30日、丹波で上映会 ヱビスシネマ。でしか食べられない新製品 ドーナツとカレーパン 市島製パンと共同開発 こだわりの音響「日本全国でも屈指」 丹波に50年ぶりの映画館「ヱビスシネマ。」

 「ヱビスシネマ。」は、かつての暴力団事務所。支配人で映画監督の近兼拓史さん(60)が取得し、昨年7月、同市に半世紀ぶりの映画館として復活させた。
 双子モモンガの両親はモモ(4)とタロウ(3)。同シアターのオープンに合わせ、近兼さんが同県西宮市の自宅で飼っていた2匹を連れてきた。以降、「看板モモンガ」として、愛きょうを振りまいてきた。
 双子は、同シアター開館1年を祝うかのように、今年7月に生まれた。性別はまだ不明。モモのお乳を取り合いながらすくすくと育ち、4センチほどだった体長は1カ月で約7センチに成長した。くりっとした丸い瞳に来場者はほだされ、「かわいい」との歓声が上がっている。
 同シアターでは、赤ちゃんモモンガの名付け親を募っている。命名権を16万円で販売し、そのお金で、近兼さんが監督を務め、先頃完成した映画「銀幕の詩」のプレミア上映に子どもたちを招待する予定だ。近兼さんは「丹波や映画にちなんだ名前を考えていただけるとうれしい」と話している。同シアターTEL0795・88・5910
(真鍋 愛)

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