深ヨミ

「城山城」二つの時代に存在 古代と中世、その姿を探る

2021/02/10 05:30

 たつの市埋蔵文化財センター(兵庫県たつの市新宮町宮内)で特別展「城山(きのやま)城」が開かれている。城跡はセンターの約4キロ南の「亀山(きのやま)」(標高485メートル)の山頂部にあり、県内唯一の古代山城と、室町時代の中世山城の跡が確認されている貴重な存在。出土品や最新のレーザー測量図など多彩な展示で両時代の城の姿を浮かび上がらせる。(直江 純)



 国内の古代山城は660年の百済滅亡に続き、663年の「白村江(はくすきのえ)の戦い」で日本側が唐・新羅連合軍に大敗したことを契機に九州や瀬戸内地方などに築かれた。


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