深ヨミ

<ひめじ北山城新聞>赤松氏の本拠「置塩城」/守りを固める「恒屋城」/ひきたてのそばをふもとで

2021/03/27 05:30

 中・西播磨の山城をエリアごとに取り上げてきた連載「とりでの記憶2」も、いよいよ最終回。今回は、旧香寺、夢前町など姫路市北部です。羽柴秀吉の播磨侵攻以前、この地を支配した赤松氏ゆかりの山城などが夢前川沿いに点在しています。播磨最大の城跡、眺望がすばらしい城跡…。住民がアピールに力を入れており、今後、山城観光地として注目されるのは間違いありません。(段 貴則)



1本拠・置塩城、播磨最大の規模


 ひめじ北エリアの中世山城は、夢前川流域に点在していた。山城が築かれた背景をたどると、播磨守護・赤松氏が1441年に将軍を暗殺した嘉吉(かきつ)の乱で本流が滅びた後、再興を果たした過程が浮かび上がる。


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