深ヨミ

ドキュメント 神戸市電最後の日(番外編)

2021/04/08 00:00

1971年3月14日付朝刊の記事から引用しています。




〝お別れ列車〟のきらびやかな灯が感傷の尾を引きながらヤミに吸い込まれて行った。広くなった道路はわがもの顔に走り回るクルマの占領地帯-。かつては〝東洋一〟をうたわれ、長い歴史を誇ったみどりの神戸市電も、モータリゼーションの荒波と、積もり積もった赤字に勝てず、十三日夜を最後に公共大量輸送の主役からついに引退した。この日の神戸の町は、市電の車内も沿道も、「追われる王者」と名残りを惜しむ市民やファンで夜おそくまでギッシリ。さよなら市電。その「もっとも長い日」を追いかけてみた。


 残り文字数 2058  文字 記事全文 2338  文字

特集記事一覧
PC SP