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三木合戦がテーマ「秀吉の播磨攻めと城郭」出版 みき歴史資料館学芸員の金松誠さん

2021/04/29 05:30

 みき歴史資料館の学芸員、金松誠さん(43)が戦国時代の三木城主・別所長治と羽柴秀吉の間で争われた三木合戦をテーマにした「秀吉の播磨攻めと城郭」を刊行した。文献資料や城の縄張り分析、考古学の発掘調査を合わせ、研究の成果をまとめた。(長沢伸一)



 金松さんは奈良大学文学部史学科1年生の時、友人に誘われて学内のクラブ「城郭研究会」に入った。約1カ月後、研究会の活動で京都府木津川市にあった戦国時代の山城「高之林城跡」に登った。山の中には堀の跡が残っており、「城といえば、天守と石垣のイメージしかなかった。これが本来の山城なんだ」と感動。2年生から本格的に城郭研究を始めた。


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