深ヨミ

関西福祉大教授 勝田吉彰さん
ワクチン確保の苦労、次にどう生かす?

2021/07/21 16:30

【関西福祉大教授】勝田吉彰さん(かつだ・よしあき)1961年、京都市出身。川崎医科大大学院修了。専門は渡航医学。外務省医務官としてスーダン、フランス、セネガル、中国の日本大使館に勤務。近畿医療福祉大(現・神戸医療福祉大)教授を経て、2012年から現職。岡山市在住。

勝田吉彰教授=赤穂市新田、関西福祉大(撮影・中西幸大)



国内生産は安保上の課題/体制構築が不可欠


 新型コロナウイルスのワクチン接種が高齢者を中心に進んでいる。ただ、日本の接種率は確保に難航したことが大きく響き、先進国で最低水準にとどまる。なかなか国内に入ってこないワクチンにやきもきしながら、11年前、新型インフルエンザ流行時の取材を思い出していた。まさにこの事態が、近い将来のパンデミック(世界的大流行)で起こることを予想する人がいたからだ。関西福祉大教授の勝田吉彰さん(60)。テレビや新聞のコロナ解説でおなじみの勝田さんに、あのときの取材の「続き」をお願いした。(武藤邦生)


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