国内生産は安保上の課題/体制構築が不可欠
新型コロナウイルスのワクチン接種が高齢者を中心に進んでいる。ただ、日本の接種率は確保に難航したことが大きく響き、先進国で最低水準にとどまる。なかなか国内に入ってこないワクチンにやきもきしながら、11年前、新型インフルエンザ流行時の取材を思い出していた。まさにこの事態が、近い将来のパンデミック(世界的大流行)で起こることを予想する人がいたからだ。関西福祉大教授の勝田吉彰さん(60)。テレビや新聞のコロナ解説でおなじみの勝田さんに、あのときの取材の「続き」をお願いした。(武藤邦生)
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