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何百年たっても、歴史は今につながっていると感じさせることがある。兵庫県上郡町の小学校と世界遺産・金閣寺(鹿苑(ろくおん)寺、京都市北区)の不思議な縁もその一つだ。同町の小学生は毎年、修学旅行で同寺を訪れ、鏡湖池(きょうこち)に立つ一つの石に秘められた物語を寺務長から学んでいる。兵庫県西部の中山間部にある小さな学校と、世界中から人が訪れる名刹(めいさつ)を結んだのは、中世の播磨で勇名をはせた赤松氏と、足利将軍家との深い関係だ。(田中伸明)
上郡の全3小学校 歴史の学びへ毎年参拝
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