誰もが選択肢ある社会に/みんなのハートで変わる
東京五輪は8日に閉幕し、24日からはパラリンピックが始まる。日本が舞台となる貴重な機会を見据え、山本恵理さん(38)=神戸市須磨区出身=は二つの立場で力を尽くしてきた。一つは、日本財団パラリンピックサポートセンターの職員としての教育・啓発活動。障がいについて理解を深めてもらおうと、年間100回の講演をこなしてきた。二つ目はパラ・パワーリフティング選手。今回は惜しくも出場機会を逃したものの、日本記録を樹立し参加標準記録まで、あと2キロに迫った。双方の立場から、日本の現状はどう見えているのだろうか。(永見将人)
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