播磨学研究所の特別講座「播磨の山城」(神戸新聞社など後援)の第7回講座が2日、兵庫県姫路市西延末の市文化センターで開かれた。たつの市教育委員会の歴史文化財課、義則敏彦さん(60)が講演。同市新宮町と揖西町にまたがり、県内唯一とされる古代山城と室町時代の中世山城の跡が確認されている「城山(きのやま)城」の歩みについて解説した。
古代の山城は7世紀の百済(くだら)滅亡や、その後の「白村江(はくそんこう)の戦い」での日本側の大敗がきっかけで、瀬戸内海周辺や九州北部を中心に広がった。亀山(きのやま)の山頂付近に広がる城山城もほぼ同時期に築かれたとみられる。
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