貧困、虐待、介護…要因多様化/学校だけでは限界
コロナ禍が広がる中、小中学校の不登校の児童・生徒の数が過去最多となった。文部科学省の調査では、2020年度は19万6127人で、前年度から約1万5千人増えている。一斉休校や行事の中止、部活動の制限といった経験が影響したのだろうか。小中学生を対象にした兵庫県のコロナの影響調査に携わった、奈良女子大学大学院の伊藤美奈子教授(学校臨床心理学)は、「不登校は多様化している」と分析する。どういうことだろう。伊藤教授に詳しく話を聞いた。(津谷治英)
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