【写真上】逆境にも諦めず、練習を続けて世界ランキングに返り咲いた
■復活劇
世界戦につながる試合に連敗した野中悠樹(43)は、40歳で主要4団体全ての世界ランキング(15位以内)から外れた。2戦目の試合に負け、リングにひざまずく姿を見て、周囲は「引退宣言」と読み取った。
ところが、である。試合から数週間を経て、野中がひょっこりジムに姿を現し練習を始めた。桂伸二トレーナー(50)は「意味が分からんかったけど、あいつが汗をかく姿を見られてうれしかった」と話す。
あらためて本人に聞いてみた。「リングにキスするなんて、普通はさよならを告げたと思いますよ」
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