着古した服、思い出も再生/循環の選択肢増やしたい
着古したジーンズを砕いて糸に再生し、織り直す「FUKKOKU〈復刻〉」、衣類を染め直す「fukuen〈復(服)縁〉」…。国産ジーンズ発祥の地、岡山県倉敷市児島を拠点に、兵庫県加古川市出身の「デニム兄弟(きょうだい)」こと山脇耀平さん(29)と島田舜介さん(27)が、デニムを通した持続可能な社会や資源循環のあり方を問いかける。名字は違うが、血のつながった実の兄弟。古びたアイテムや着られなくなった品々に再び命を吹き込む。その過程で大切にするのは「思い出も再生する」ことという。(横田良平)
残り文字数 2529 文字 記事全文 2797 文字