日常が創作の基盤/希望を感じてもらう小説に
デビュー作「さよなら、田中さん」を読み終わった後の感動と衝撃は、忘れられない。筆者の鈴木るりかさん(18)は当時14歳。その後も毎年新作を発表し続け、作品を重ねるごとに物語や登場人物は深みを増している。そんな彼女が高校3年生となり、受験勉強と並行しながら5冊目となる本を書き上げた。新作にこめた思い、コロナ禍の青春、今後の創作活動…。学校帰りに制服姿で現れた“鈴木先生”に、いろいろ聞いてみた。ゆったりとした口調で語ってくれたこととは-。(末永陽子)
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