多彩な食の「大台所県」/まずは地域の自慢から
コロナ禍でダメージを受けた観光の再生は、観光立国を目指す日本の大きなテーマで参院選の争点の一つだ。アフターコロナの新しい観光のあり方を示す言葉として注目を集めるのが、フランス語の「テロワール」。特産物を育む風土や、時代を超えて引き継がれてきた人の営みを意味する。兵庫の自治体やJRグループによる大型観光キャンペーン「兵庫デスティネーションキャンペーン(DC)」の中心に据えられたキーワードでもある。その兵庫について「多彩な食がそろう大台所県」と表現するのは、ひょうご観光本部ツーリズムプロデューサーの古田菜穂子さん(60)。「まず地域の魅力を自慢することから始めましょう」と呼びかける。(辻本一好)
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