2022/07/24 17:00
長引く新型コロナウイルス禍や物価高は、病気や災害などで親を亡くした遺児家庭の暮らしにも深刻な影響をもたらしている。小学4年のときに父をがんで亡くし、奨学金を受けて大学に進学した山下栞奈さん(19)=神戸市東灘区=は「学びたくても学べない子どもたちが増えている」と明かす。自身は父の死後、自責の思いを抱えつつ成長し、奨学金を得て大学進学をかなえた。7月9日、神戸・三宮の街頭で、道行く人たちに募金を呼びかける彼女の姿があった。
(上田勇紀)
残り文字数 1587 文字 記事全文 1805 文字