2022/08/21 17:25
音を振動に変え、視覚化/障害に関係なく楽しめる
音を聴く。音楽を楽しむ。それは果たして、どんな行為なのでしょうか-。デジタル技術を駆使し、自ら「共遊楽器」と名付けた新しい楽器を通して、そう世に問いかけるのは神戸芸術工科大学准教授(映像表現学科)の金箱(かねばこ)淳一さん(38)だ。研究室には誰でも弾けるギターや楽器の振動を共有できる打楽器セット、拍手で光るライトなど、楽しげなものがいっぱい。「共遊楽器」に込めた思いを聞いた。(松本寿美子)
残り文字数 2490 文字 記事全文 2710 文字