深ヨミ

坊勢漁協代表理事組合長 竹中太作さん
恵みの海と漁業の島どう守る?

2022/10/30 11:05

竹中太作さん(たけなか・たいさく)1969年坊勢島生まれ。子どもの頃から父の漁を手伝い、自身も小型底引き網の漁師としてハモやカニ、エビなどを捕ってきた。2013年に坊勢漁業協同組合の理事、22年6月から現職。

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 瀬戸内海東部の播磨灘に浮かぶ坊勢(ぼうぜ)島は漁業の島だ。多くの島民が水産業に携わり、坊勢漁業協同組合の漁船数は日本一という。ぼうぜ鯖(さば)、ぼうぜがに(ガザミ)、白鷺鱧(しらさぎはも)など四季を通じて海の幸に恵まれる一方、播磨灘を代表するイカナゴなどは不漁が続き、海の中の「異変」が食卓にも及んでいる。恵みの海と漁業の島の暮らしをどう守るのか。水産資源の保護を考える「全国豊かな海づくり大会兵庫大会」(11月13日)を前に、坊勢漁協代表理事組合長の竹中太作さん(53)に聞いてみた。(段 貴則)


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