中小企業の合併・買収で地方経済守る
経営は黒字なのに、後継者がいないため廃業を余儀なくされる中小企業が増えている。その数は2年後の2025年までに、国内で60万社に上るとの試算もある。中小企業の合併・買収(M&A)によって廃業を食い止め、地域経済を守ろうと奮闘してきた第一人者が、日本M&Aセンター(東京)社長の三宅卓さん(71)だ。災害の後には企業の売り買いに関する相談が増えるといい、仲介を社会のインフラと位置づけて体制整備を急ぐ。M&Aが定着するポイントは何だろうか-。三宅さんと考えた。(高見雄樹)
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