肉や魚にかわる有望なタンパク源/機能性食品として可能性
来たるべき食料危機への切り札-。近ごろ、そんな呼ばれ方をしているのが昆虫だ。肉や魚にかわるタンパク源として有望で栄養価も高く、世界的に生産競争が過熱しているという。昆虫学者で神戸大名誉教授の竹田真木生さん(72)は、兵庫県佐用町の旧保育所施設に「昆虫資源研究所クリケットファーム」を設け、食用コオロギの生産に取り組む。記者は虫が苦手で「今夜の夕食はコオロギにするか、それともイモムシか」という未来は想像しにくい。当たり前に虫を食べる時代は来るのだろうか。竹田さんに尋ねてみた。(武藤邦生)
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