流用は大野氏の判断 金の出所確認しない 会見の市議ら一問一答

2015/08/10 23:37

 会見に出席した浜崎為司市議、梅田幸広市議、坊池正市議の主なやりとりは次の通り。 関連ニュース 兵庫県議の政活費、5割が広報 コロナで視察減、会報増やす 県議2人の政活費、県に返還要求命令 35万円分を「宣伝」と指摘 神戸地裁 尼崎市議会「維新の会」政活費 市民団体が市長に返還求め提訴

 -大野元市議は、1人で架空委託を行っていたのか。
 (浜崎)「政活費の捻出はいつから起こっていたのか知らない。私は指示していない。自分の判断で領収書を用意していたのだと思う」
 -陣中見舞いは1人にいくら配ったのか。受け取った額は。
 (浜崎)「中身は分からない。新人については分かるが、言えない」
 (梅田)「陣中見舞いでありがたいなと。100万円入っていた」
 (坊池)「中身は梅田市議と同じ。ありがたいと思った」
 -陣中見舞いを配る際、領収書は求めたのか。
 (浜崎)「求めるような筋合いのお金ではない。選挙前の陣中見舞いは往々にして領収書は切らない」
 -政活費とは疑わなかったのか。
 (梅田)「自民党の場合、陣中見舞いをいただいても『どこからの金ですか』と確認しない。ありがたいなと。気いよう(気持ちよく)いただいた」
 -議員辞職の考えは。
 (浜崎)「政活費の問題も究明がまだまだ。議員の立場で市民の期待に応えたい」
 (梅田)「経理責任者として大変申し訳なく思っているが、辞めるつもりはない」
 (坊池)「これからはしっかりと市民の負託に応えたい」

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ