神戸市会政活費問題 「大野議員もごもごしていた」竹重栄二市議一問一答

2015/09/19 08:24

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 -裏金の収支が記された“裏帳簿”などには、今年1月5日に600万円の支出があり、所属議員1人当たり50万円が配られた記録がある。
 「受け取ってない」
 -市議選前の今年3月下旬に「陣中見舞い」を受け取った状況を。
 「記憶は定かではないが、(団長だった)浜崎為司議員から受け取った。『竹重さん、陣中見舞いだよ』と机の向かいから手渡された。そのときに『領収書はどないして書くんや』と聞いたら『領収書はええんや』と言うからびっくりした。われわれ選挙をやってると、そんな大勢の方ではないが、何人かは『領収書いらん』という方もいるから、『そんなこともあるんかな』と思っていただいた」
 「金額は封筒に入っていたから分からない。少ないけれど、選挙資金というのは自分で用意もしておるわけで、足りなかったらと思ったけど、予算以内でお金が残った。一切手を付けず、仏壇の引き出しに入れたままだった」
 -大野一議員=8月に病死=に現金を返却した状況を。
 「政活費の問題が新聞で報道されたときに、大野議員に『これはいったいどういうことや』と尋ねた。『3月に受け取った金はこれか』と言うと、彼はもごもごもごもごして、らしくなかった。『分かった、この金はお前に返す』と言って、次の日に渡した」
 -返したときに、大野元議員から謝罪や『政活費をごまかした』というような話はあったか。
 「そういうことは言ってなかったが、そんなもん、感覚で分かる」
 -会派内でお金の出し入れに権限を持っていたのは。
 「その時々によって違うが、団長、幹事長だと思う」
 -“裏帳簿”を記していた政務調査員が会派に入った経緯は。
 「私が紹介した。経理が優秀な人だったから」
 -政活費の疑惑発覚後、政務調査員と話をしたか。
 「してない。それがやっぱり武士の情けってこと。私は、彼女が大それたことができるわけがないと、そう思ってるから信頼して引っ張ってきた」

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