神戸市会政活費問題 「変な金かどうか詮索しなかった」 五島大亮市議一問一答

2015/09/19 08:25

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 -裏金の収支が記された“裏帳簿”などには、今年1月5日に600万円の支出があり、所属議員1人当たり50万円が配られた記録がある。
 「1月には受け取っていない」
 -「受け取った」という市議もいる。
 「私は(2013年の)補欠選挙で当選した。在籍期間が短かったし、公認も受けていなかったので、扱いが違ったのかなと」
 -市議選前の今年3月下旬に「陣中見舞い」を受け取った状況を。
 「議員団室で受け取った。金額は、後で数えたら50万円だった気がする。ただ、陣中見舞いだったとは思っていない。横にいた人に『この現金は何でもらえるんだろう』という話をしたら、積み立てた団費の取り崩しと、先輩からのお小遣いのようなようなものとのことだった」
 -五島議員は公認会計士。領収書を切らない現金を受け取って違和感はなかったか。
 「領収書を出さなくていいことについては質問したが、まっとうな説明をいただいたので。それが変な金かどうかというところまで詮索しなかった」
 -受け取った50万円の取り扱いは。
 「(政活費の疑惑が発覚した直後の)7月3日に引き出した50万円を大野一議員に渡した。不祥事的な動きになりつつあり、お金を(市に)返還するということに対して、同じ議員団に所属する立場で責任を感じ、先輩方にお世話になった50万円とプラマイゼロにするという意味もあって渡した。大野議員は『五島ちゃんはええよ』って言ってくれたが」
 「返したのは会派の部屋。ほかの議員が既に大野議員に渡したとみられる札束が袋にいっぱい入っていた」
 -会派の政務調査員に現金の出入りを指示していたのは。
 「おそらく、団長、幹事長、政調会長、その当たりかなと。2014年度では、(団長の)浜崎為司議員、(幹事長の)岡島亮介議員。あと大野議員も。大野議員は無役だったが、会派の中では権力というか、発言力もあった方なので」

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