炊き出しに長い列 新長田駅前で社福法人
2018/12/02 05:30
豚汁の炊き出しに列をつくる区民ら=JR新長田駅前広場
師走に入り、日ごとに寒さが増していく中で、神戸市長田区の社会福祉法人でつくる「ほっとかへんネット長田」が1日、JR新長田駅前広場(長田区若松町4)で豚汁の炊き出しを実施した。区民らの列が続き、当初の予定を上回る約600食を提供した。
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ほっとかへんネット長田は、高齢、障害、児童福祉などの26法人でつくる連絡協議会。地域の福祉課題に協力して取り組もうと昨年2月に発足した。
炊き出しには各法人から約30人が参加した。午前11時から提供を始めると、ニンジン、コンニャクなどが入った具だくさんの豚汁を求めて親子連れらが集まった。
仕事終わりという建築業の男性(28)は「小腹が減っていたのでありがたい。炊き出しを見ると、年末だと感じますね」と話した。
併設するテントでは、福祉相談会を開催し、高齢者の将来不安や就労支援などの悩みに、各施設の相談員が対応した。
(小川 晶)