災害の教訓、継承へ“放水” 神戸で消防出初め式
2018/01/10 21:20
一斉放水が行われた神戸市の消防出初め式=7日午前、神戸市中央区波止場町(撮影・中西大二)
神戸市の消防出初め式が7日、同市中央区のメリケンパークであり、救急救助や放水の訓練があった。
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消防職員や消防団員、子どもたちでつくる「未来っ子消防隊」などの約千人が参加。ヘリコプター2機と消防車など48台、船舶10隻が集まった。
交通事故で負傷者多数という想定で実施。ドローンを使って現場を確認し、救急隊員らが車内のけが人を救助、搬送した。
一斉放水では、和太鼓の演奏に合わせ、鳥が羽ばたくように放水する「フェニックス(不死鳥)放水」を披露。約5500人の観客から拍手が起きた。
久元喜造市長は「震災の記憶と経験を若い世代へ継承し、災害に強いまちづくりを目指す」と決意を述べた。(赤松沙和)