50万本のヒマワリ 夏の日差し浴び、咲き誇る大輪 19日から切り花プレゼントも 小野

2022/07/15 05:30

見頃を迎えているヒマワリ=小野市浄谷町

 兵庫県小野市浄谷町のひまわりの丘公園南側の畑で、同市の市花ヒマワリが見頃を迎えている。夏の強い日差しの中、咲き誇る大輪の花を目当てに多くの人が訪れている。 関連ニュース 夏の一大イベント「南光ひまわり祭り」 3地区で67万本、成長早く前倒しで開催 「うわ、ごっつい!」 高さ3mの巨大ヒマワリ、畑に開花 わずか数ミリ、タイルの隙間から「ど根性ペチュニア」 歩道で花咲かせ頑張ってます

 畑を管理している「浄谷町景観作物栽培管理組合」が5月、大きな花が咲く「ハイブリッドサンフラワー」の種をまいた。今年は栽培面積を0.9ヘクタール増やし、例年より多い50万本のヒマワリが咲いた。
 姫路市から毎年訪れているという女性(69)は「いつもよりヒマワリの数が多くてきれい。すごい光景ですね」と笑顔で話していた。19日から24日まで、ヒマワリの切り花をプレゼントする。はさみなどの持参が必要。同市産業創造課TEL0794・63・1928
(杉山雅崇)
■西脇の民家 2・5メートルの「ヒマワリツリー」
 高さ約2・5メートルの巨大なヒマワリが、西脇市の福井寛行さん(72)宅で育っている。昨年植えた株の種が発芽し、世話をしている妻の恵子さん(68)も驚く大きさに。約45輪の花を咲かせる姿は飾り付けたクリスマスツリーさながらで、一家は「ヒマワリツリー」と呼び親しんでいる。
 福井さん宅では庭の一角に花壇を設け、四季折々の花を育てている。昨年は10株ほどのヒマワリを定植。恵子さんは今年、夏に向けてマリーゴールドの苗を植えようとして、花壇の隅にヒマワリが芽を出しているのを見つけたという。
 「自然に種が落ちたのかな」と気にせずにいると、芽はぐんぐんと育った。背比べをしていた4歳の孫を抜き、大人も見上げる高さに。6月末、頂点に1輪の花を咲かせると、せきを切ったように開花が続いたという。
 「散歩中の人が『すごいね』と言ってくれる」と恵子さん。花壇に植えようと別のプランターで準備していたヒマワリの苗は「比べると貧相に見えるから」と植えるのをやめたという。(伊田雄馬)

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